夏休みの過ごし方
夏休みに入り、三週間。 今年は梅雨明けも遅く、海や山への旅行も「おあずけ」状態だったご家庭も多かったことでしょう。 そして、そろそろ夏休みにもマンネリして、親御様もお子様も何か新しいもの求める気持ちが強くなる頃かもしれません。 また一方で幼稚園、小学校受験に向けての準備、いわゆる「お勉強」に精を出している方も多いことでしょう。
しかし、勉強だけに偏った生活は、プラスよりもマイナスの要素の方が多いことがよくあります。 普段では経験出来ない貴重な体験から、広く多く学べるのも夏休みならではのものです。
例えば、せっかくの海水浴でも「貝は汚いから拾っちゃだめだって、母に言われた」「貝はなかったよ」等の話をお子様たちから聞くと、考えさせられます。 自然の偉大さ、恵みの豊かさや、自然への恐怖などをもっと体験して来て欲しいと感じるからです。 それらが人間を創り、心を豊かにし、他人への思いやりへと繋がっていくのではないでしょうか。
また、小さくても一つの目標を持って、夏休みを過ごして頂きたいと思います。 なわとびを連続して100回跳べるようにしたい、補助なし自転車を乗れるようにしたい、等の目標を持ってそれを貫いて欲しいと思います。小さくても、目標に向かって努力するプロセスを学び、苦しみの末に達成できれば、お子様は親御様が思う以上に大きく成長するものです。 「やれば出来るんだ」と言う自信はお子様を想像以上に逞しくします。
長い夏休みを無駄に過ごすことのないよう、心より願っています。
all rights reserved to 幼児教室ミモザ会